高周波・高速データ伝送

MHF®シリーズコネクタは、DC~15 GHzまでの業界標準周波数帯域に対応しており、高速ワイヤレスシステムの実現が可能です。複数のMHFコネクタを使用することで、複数の送受信アンテナを用いて無線リンクの容量を向上させるMIMO(Multiple Input, Multiple Output)システムを効率的に構成することが可能です。これにより、容量の増加、高速データ伝送、ならびにスペクトル効率の向上といった利点が得られ、ギガビットクラスの接続を実現することが可能となります。
超小型サイズ、機械的ロック構造、ならびに完全なEMIシールドを備えたこれらのコネクタは、限られたスペース、アイソレーションおよび相互結合、ならびに信号干渉といった、コンパクトなポータブルワイヤレス機器向け5GシステムにおけるMIMO機能の実装に特有な課題に対応します。
MHF®シリーズアンテナコネクタを使用した高速ワイヤレスシステムは、リンクバジェットおよび通信距離の改善、より高いデータスループット、強化された信号品質、ならびに信頼性の高いMIMOおよびビームフォーミング性能など、さまざまなシステムレベルの利点を提供します。

 

挿入損失およびVSWRは、MHF®コネクタを使用したワイヤレスシステムにおける信号品質および高速データ伝送において、重要な役割を果たす主要な信号品質パラメータの一部です。MHF®コネクタの独自の設計により、DC~15 GHzまでの周波数帯全域にわたり、ハーネスアセンブリおよびコネクタの双方において、非常に低い挿入損失およびVSWRが確保されています。以下の図1は、DC~15 GHzまでの周波数範囲にわたり、1.13  mm同軸ケーブルを使用した全長100 mmのMHF® 7Sハーネスアセンブリにおける挿入損失の変動を示しています。

Fig. 1: Insertion Loss for MHF7S Harness Assembly using 1.13mm Coax Cables
図 1:1.13 mm 同軸ケーブルを使用した MHF® 7S ハーネスアセンブリの挿入損失

 

同様に、図2に示すように、MHF®ハーネスアセンブリのVSWRは、DC~15 GHzまでの動作周波数範囲全体にわたり、非常に低く、かつ1に比較的近い値を維持しています。低いVSWRは、コネクタと同軸ケーブルとの間で優れたインピーダンス整合が取れていることを示しており、その結果として、高周波数帯において信号反射および歪みが最小限に抑えられ、良好なシグナルインテグリティが得られます。

Fig. 2: Variation in VSWR of MHF7SHarness Assemblies with Frequency
図 2:MHF® 7S ハーネスアセンブリの VSWR

 

詳細は、製品マトリックスをご覧ください。

 

I-PEX RFコネクタの特長と利点