SmartNIC / DPU ケーブルジャンパーソリューション

我々の身近なところで生成AIアプリケーションと言えばChatGPT、Stable DiffusionやDALL-Eなどがあげられますが、それらが急速に成長した背景としてAIサーバーで使用される「SmartNIC」や「DPU」の登場によるところが大きな要素となっています。

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サーバーにてCPUの負荷を軽減し、ネットワーク機能を高速で効率的に処理するために「SmartNIC」が登場し、それに続き「SmartNIC」を進化させた「DPU」が登場しました。「DPU」はより多くの機能を備え、カスタム可能なプロセッサを搭載したことでAIサーバーにおいて必要不可欠なものとなりました。

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CPUの負荷軽減のためにGPU(SmartNIC)やDPUでその他の処理を行う。それによりサーバーネットワーク機能を高速で効率的に処理することが可能となる為SmartNICやDPUはハイエンドAIサーバーでは必要不可欠となっている。

I-PEXとしてはPCIe Gen5.0に対応したSmartNIC/DPUのカードtoカード接続、およびカードtoボード接続用に弊社パドルカード技術を採用した低背コネクタのCABLINE®-CA IIP PLUSジャンパーケーブルを提案させて頂いています。

パドルカード技術についてはコチラ

CABLINE®-CA IIP PLUSについてはコチラ

CABLINECAIIPPLUS
CABLINE®-CA IIP PLUS

CABLINE®-CA IIP PLUS 製品仕様

Name CABLINE®-CA IIP PLUS
Pitch

0.40 mm

Pin range

60 pin (19 Differential pair max) 

Mating type Horizontal
Mated height 1.14 mm (1.30 mm max)
Depth 8.20 mm *including lock bar
Width formula 30.95 mm *including lock bar
Lock function With mechanical lock

※開発中製品に付き、仕様は予告なく変更する可能性があります。

最新のDPUに対応するためには、これまでの基板やCEM(PCIe)コネクタを介してのみでは伝送損失も大きく、PCIeのトラフィックが過大になる為、高価な基板を準備する必要が出てくる事、もしくは条件を満たすことが困難となります。高速伝送を必要とする信号をケーブルでジャンパーし差動伝送させる事でPCIeバスのトラフィック軽減と高速伝送を実現することが可能となるだけでなく、限られたスペース内でのコネクタの配置、サーバー内部のカードの位置やボードのデザインもフォームファクタ内で柔軟にアレンジする事が可能となります。

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CABLINE®-CAIIP Plusコネクタを使用したジャンパーケーブル案
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基板伝送とケーブル伝送との距離の比較

また、現在サーバー機器内で主に使用されている「0.6mmピッチ」の「汎用コネクタ」と「CABLINE®-CA IIP PLUS」とのジャンパーケーブル製品を開発中であり、0.6mmピッチのコネクタを使用する事によりマザーボードの既存パターンが流用可能となります。

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弊社デモ用ボード

現在2023年12月末に向けてのサンプル供給の最終段階であり、弊社製品ラインナップに加わり次第、当Webにて報告させていただきます。