ハーネスに必要なジャケットと結束
高速ケーブルハーネスには、設計における配線・配置の柔軟性を高めるため、4種類の外装テープまたはジャケットをご用意しています。タイプ1のマルチポイントバンドルスタイルでは、アセテート布タイプまたは熱収縮チューブテープをケーブルの複数の箇所に巻き付け、特定の箇所のみを束ねます(下記図1参照)。



(架橋ポリオレフィン)
図1. タイプ1 ジャケット/ ブレードスタイル
タイプ 2 ジャケットスタイルでは、図 2 に示すように、コネクタ付近のデルタ領域を除くほとんどのケーブルにアセテート布タイプのテープが巻き付けられ、バンドルが形成されます。



(架橋ポリオレフィン)

(PTFE)

(PET)
図2. タイプ2 ジャケット/ ブレードスタイル
タイプ 2 ジャケットに使用できる材料には、アセテート布テープ、フッ素テープ (PTFE)、熱収縮チューブ、編組チューブ (PET) タイプなどがあります。
タイプ 3-A バンドルは、ハーネス内のほぼすべてのケーブルセットを包み込み、各コネクタから 3 mm の隙間だけを残して束ねます (下記図 3 参照)。


図3. タイプ3-A: ほとんど全束型
タイプ3-Bバンドルは、以下の図4に示すように、各コネクタの端にテープを貼った状態で、ハーネス内のケーブルの全長を包んで束ねます。



図4. タイプ3-B: 全束ラップ型ハーネス
タイプ 3-B バンドルは、下の図 4 に示すように、各コネクタの端にテープを貼り、ハーネス内のケーブルの全長を巻き付けて束ねます。
タイプ4はフラットバンドルタイプのテーピングスタイルで、ラミネートテープ(PET)またはアセテートクロステープがケーブルの上下から各コネクタ端から3.0mmの間隔で取り付けられています。図4は、タイプ4フラットバンドルケーブルハーネスを示しています。




図5. タイプ4 フラットバンドル型ハーネス