プラグハーネス加工の主な工程

プラグハーネス加工の主な工程:

1.端末加工されたケーブルサブアッセンブリを用意
2.ケーブルサブアッセンブリをプラグハウジングアッセンブリ部品にセットし露出した導体をプラグ信号端子にはんだ付け
3.ロックバーアッセンブリ(またはロックバー)をプラグハウジングアッセンブリ部品にセット。ロックバー機能は、CABLINE-VS、VS II、CX II、CA、CAP、CAL、CA II、CA IIP、CAII PLUS、CA IIP、CA IIP PLUS, UM, VSF, VS IIF, CAF, CA IIF, CA IIF PLUSで使用可能。
4.プラグシェルを被せ必要個所をはんだ付けしするとプラグハーネスが完成

まず、コネクタにケーブルを結線する前にケーブルを一括結線しやすいよう加工する必要があります。前加工したケーブル状態を”ケーブルサブアッセンブリ(Cable Sub-Assembly)”と呼びます。この前加工を行う事でコネクタへの結線工程が簡素化される上、品質の安定性も向上します。これは、ケーブルをコネクタに接続する前に行います。

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ケーブルサブアッセンブリの準備工程イメージ

 

「ケーブルの外部導体」を「コネクタのShell」に接続させる事で、ケーブルの外部導体がコネクタを通して基板まで電気的に接続されるため良好なGround特性を得ることができます。

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プラグハーネス 組み立て工程イメージ
(例: CABLINE®-CA II)

 

ケーブルサブアッセンブリの種類

ハーネスメーカーにもよりますが、一般的には細線同軸ケーブルのケーブルサブアッセンブリには下記の種類があります。

10オール細線同軸ケーブルタイプ:
細線同軸ケーブルのみを結線させたもの。サイズは限定されますが異なるケーブル径でもアッセンブリーが可能。

 

11細線同軸/ディスクリートケーブル混合結線タイプ:
電気信号の伝送以外に電源供給用としてディスクリートケーブルも一緒に結線させたもの。

 

12グランドフィンガータイプ:
グランドバーに形成されたフィンガー(突起)をコネクタの端子に直接接続させたもの。使用ケーブル本数の削減の他、ハーネスの電気特性性能の向上が期待できる結線方法。

 

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