高い保持力を実現するオートロック/メカニカルロック機構
EVAFLEX®/MINIFLEX®シリーズコネクタにおけるメカニカルロック機構(オートロックを含む)は、単なる利便性のための機能だけではありません。ピッチの微細化、データレートの高速化、そして現代の電子機器における機械的公差の厳格化に伴い、ますます重要となる信頼性確保のための機構です。
これらのコネクタは、FFC/FPCをスムーズに挿入できる低挿入力設計を採用しています。挿入後は、フロントフリップロック、バックフリップロック、またはオートロック機構によって確実に固定され、高い接続信頼性を実現します。特にオートロックタイプは、FFC/FPCを挿入するだけで自動的にロックされる機構になっております。
物理的なロック機構の採用により、組立品質のばらつきを抑制し、優れた保持力と高い接続信頼性を実現し、反嵌合のリスクを低減させるこにつながります。さらに、水平嵌合タイプと垂直嵌合タイプをラインアップしており、機器設計の自由度を高めながら、高い信頼性を提供します。
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EVAFLEX®シリーズは、すべてのコネクタにオートロック機構を採用しています。これには、1レーン当たり24 Gbps超の高速伝送に対応するシールドタイプのEVAFLEX® 5-HDも含まれます。メカニカルロックにより、FFC/FPCを常に適切な位置で確実に保持し、高速信号伝送に不可欠なインピーダンス整合と優れた信号品質を実現します。さらに、接点の浮きや外れを防止することで、信号や電力の損失を防ぎます。
これらのコネクタは、図2に示すように、トップカバーを開く方式、サイドボタンを押す方式、トップシェルを操作する方式など、製品に応じたさまざまなロック解除機構を採用しています。また、オートロックタイプでは、FFC/FPCを挿入するだけでロック機構が自動的に作動し、ワンアクションで確実な接続が可能です。さらに、操作時のクリック感やクリック音により、確実な嵌合確認と作業ミスの低減に貢献します。
メカニカルロックにより、摩擦力に依存しない一定の保持力を維持することで、コネクタとしてのFPC保持力を向上させます。I-PEXでは、アクチュエータ一体型のメカニカルロック機構を採用したMINIFLEX®シリーズを展開しており、0.175 mm、0.3 mm、0.4 mm、0.5 mmピッチの幅広い製品をラインアップしています。
MINIFLEX®シリーズは、低挿入力のZIF (Zero Insertion Force) 設計により、FFC/FPCをスムーズかつ容易に挿入できます。また、FPCの切り欠き部を保持するメカニカルロックコンタクトにより、安定した保持力を実現しています。
MINIFLEX®シリーズは、メンテナンスやリワークが繰り返し行われる用途にも適したコネクタです。図3に、MINIFLEX® 3-BFNに採用されているメカニカルロック機構を示します。また、参考として、メカニカルロック機構あり・なしの19極コネクタにおけるFPC保持力の比較も示しています。
19 pinコネクタのメカニカルロック有無による保持力の比較